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クリエイターが長く活動するためには、なぜファンが重要なのか?
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クリエイターが長く活動するためには、なぜファンが重要なのか?

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こんにちはZaikoブログ編集部です。
今回からミュージシャンなどプロのクリエイターを目指す方や、プロとして後発を指導する方に向けたシリーズ「ファンと永く関係を築いていく方法」を開始します。

  • クリエイターとして永くキャリアを続けていくには?

  • ファンベース構築のやり方って?

このような疑問に対する考え方やヒントがわかる、全7回予定のシリーズです。
初回はクリエイターのキャリアを取り巻く要因について解説していきます。ぜひ最後までお読みください。

いつキャリアが終わってしまうのか?

ほとんどのクリエイターやアーティストは、"いつキャリアが終わってしまうのか?"という不安を胸に秘めています。

下の図は、彼らの多くに共通するパターンを描いたものです。
これはクリエイターが自分の活動期間の長さをコントロールできることを示唆しています。 

キャリアの不安による悪影響

"いつキャリアが終わってしまうのか?"という悩みは、意図せぬ悪影響をクリエイターにもたらします。下記はその例です。

  • 焦りから仕事を選ばず自らの価値を下げてしまう

  • 個性的な価値観を失ってしまう

  • リリースするためだけの平凡な作品を作る

  • ファンに購入を迫る

  • 自分を酷使して疲弊しきってしまう

  • 休息を取らずに創造力を失う

デレク・ジョンソン著『HIT MAKERS The Science of Popularity in the Age of Distraction』では、過去に発表された300万曲以上の研究をまとめ、ワンヒットだけのミュージシャンとスーパースターを分ける3つの要素を明らかにしました。

ワンヒットだけのミュージシャンとスーパースターを分ける3つの要素

  • 斬新なアイデアは、当初は多くの理解者を得られません。多くの試行錯誤が必要です。スーパースターは、"一夜のスター "になるために何年もかけています。

  • 成功したアーティストは、ヒットした曲と関連した作品をリリースします。大ブレイクできないアーティストは、実験を続け新しいサウンドを作り続けようとします。実験的すぎるサウンドとその作品群に多くのファンが定着することは難しいです。つまり、成功するアーティストはヒットした曲を自らの新しい看板にすることに取り組んでいるのです。

  • 成功したミュージシャンは、一つの成功を次の成功に結びつけます。ワンヒットだけのミュージシャンとヒットメーカの違いは、一連の活動を関連付けていることにあります。

"いつキャリアが終わってしまうのか?" 

この焦りは、ファンベースが構築される前にクリエイターを動揺させます。
ファンが飽きる前に、自らの制作に飽きてしまうことはよくあることです。

より良い解決方法

10年、20年先までアーティストとしてのキャリアを維持するためには何が必要なのか? ここではその解決策を提示します。
下記の図では5つの潜在的な収益機会の推移を表しています。

創作活動だけではなく、ビジネス面も大事にしないと、素晴らしい才能のクリエイターだとしても数年で活動を停止してしまいます。
多角的な収入源を持つことで、クリエイターとしての寿命を長くできます。
このブログシリーズでは、5つの収入源について詳しく説明し、それらをどのように構築していけばよいかを解説します。

素晴らしい才能を持ったクリエイターでも、数曲のヒットを出しただけでは活動を拡大することができません。その最もよくある原因で、かつ事前に防げる事柄は「ビジネスをうまくできていない」ということです。
クリエイターが正しくビジネスに取り組むことで、プロとしてのキャリアを数年から数十年延ばすことができます。
このためには二つの領域に注力しなければいけません。

クリエイティブ面

一つめは、クリエイティブ面です。プロのミュージシャンやアーティストとしての技術、創造性の一貫した表現、そしてファンに愛され、お金を払ってでも体験したい作品群を作り上げる必要があります。

ビジネス面

二つめは、ビジネス面の管理です。有料ライブ、楽器や機材の購入、メンバーへの支払い、収益性の高い運営や将来のブッキングと収益を確保するためのチーム作りが重要です。

ビジネス面の管理をよりよく理解するために、まず「セレブリティ(著名人)」という概念と、そのライフサイクルから考えてみましょう。

セレブリティのライフサイクル

セレブリティのライフサイクルはある共通のパターンを持っています。
その2パターンを示したものが下図です。
ファンとの関係を保ち続ける時間と、その影響力を表しています。

成功を収めるには、何年も、ときには何十年もの努力が必要なのは確固たる事実です。 しかし、テクノロジーとソーシャルメディアは、その盛衰の速度を変化させています。
また、下図は2種類のライフサイクルの例を示しています。

引用元:Harvard Business Review March 2013 https://hbr.org/2013/03/big-bang-disruption

緑色で示した曲線は従来のライフサイクルです。長期間でファンベースを構築することが要求されます。 赤の曲線は近年のライフサイクルを示しています。
この圧縮されたライフサイクルは、急速に人気を高め、その名声を長期的な成功に結びつける可能性があるという事実に注目するものです。
つまり、ソーシャルメディアの影響により、あるクリエイターが数ヶ月内に世界的な名声を獲ることもあるのです。

クリエイターのライフサイクルを圧縮する要因は何か?

需要ショック

一時的にファンが急増する「需要ショック」は、レコメンデーション・ネットワーク(SNSなどのシェアや拡散)を通じて引き起こされます。
これについては次回以降のブログ「クリエイターが生活していくには何人のファンが必要か?」で詳しく解説していきます。

グローバル・プラットフォーム(Spotify、YouTube、Tiktok)

クリエイターがファンにリーチでき、またファンが愛するクリエイターとその作品を共有しファンベースを拡大できます。これらのプラットフォームは、ライブ配信などで世界中の何百万人ものファンに届けるための技術インフラを提供します。
さらに、プラットフォームを利用しファンに直接チケットや商品、サブスクリプションも販売することを可能にします。ソーシャル・プラットフォームを通じて、作品を共有し試聴してもらう重要性は言い尽くせません。

消費者のアテンションスパン

「アテンションスパン」とは人が一つのことに集中できる時間です。メディアやデバイスが増え、コンテンツが氾濫し、アテンションスパンは今後も縮小し続けるでしょう。
これら3つの要因と、本書で述べた他の要因によって、セレブリティのライフサイクルは縮小し続けます。 つまり、アーティストがテクノロジーを使ってビジネスを展開し、ファンと永い関係を築き、ファンベースを拡大しなければならないのです。

まとめ

ファンとの恒久的なエンゲージメントを意識して活動するクリエイターは、今後何年にもわたって創作を続けられ、プロとしての長いキャリアを形成できます。
この機会に気づかないクリエイターは、数曲以上のヒットは出せないでしょう。

このブログシリーズ「ファンと永く関係を築いていく方法」ではファンベースを拡大し、ワールドワイドかつ有意義な体験を実現するための活用方法を解説していきます。

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